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1つの邂逅

<米作の原風景を求めて ~少数民族と棚田~13>

旅行期間:2013/12/28~2013/01/04

2014/1/1(水)

目覚ましが鳴った。6:10のバスに乗る為に5:00にセットしていたのだ。目覚めた瞬間に決めたことがあった。9:00のバスに乗ろう、と。昨夜は結局1時頃まで起きていた為に眠い。そして、6:10のバスに乗ったところで、到着は12時頃。早く行動できるのは事実だが、明日と明後日の丸2日間ある。焦る必要はない。さらに、決して治安がそこまで悪い地域ではないが、動くのはもう少し明るくなってからでも良いのではないかと判断したのだ。※タクシーで行くのであまり変わらないのだが・・・

ということで、7:30に目覚ましを再セットして二度寝。

二度目の起床後、すぐに出られる準備はしていたので、歯磨きだけして出発。チェックアウトも滞りなく済ませ、タクシーはどこで捕まえられるか訊こうとすると、ついて来いという。ホテルを出て10歩くらい歩いたところにタクシーが停車していた。ビジネスホテルだから利用者を見込んで待機していたのだろうか。ホテルのスタッフは親切にも長距離バスターミナルへと伝えてくれ、価格も確認してくれた。10元だ。タクシーに乗って走り出す。既に明るくなっていた。だが、人の姿は見かけない。中華圏では旧正月こそがお休みシーズンなのだが、元日だけは祝日。多少は関係あるのだろうか。中国は日本から1時間遅れ。だが、国土全土において共通の時間(北京時間)を利用しているので、遥かに西に位置するここ河口ではこの時期日の出が7:30頃になる。元陽で日の出の写真を撮る為に事前に調べていたのだ。

長距離バスターミナルは結局タクシーで15分くらい北へ走った場所にあった。歩いて行くのは不可能ではないが、1時間以上は必要だろう。これだから『地球の汚し方』はアテにならん。

バスターミナルの窓口では「新街鎮」行きのチケットを問題なく購入できた。南沙にしか行かないバスもあるという情報を見ていたが、その場合も新街鎮行きのミニバスは頻発しているので心配はしていなかったが。この時点で8:15、出発までまだ45分もあるのでひたすらボーっとして待つ。中国も結構時間には正確できっちり9時に出発。バスはひたすら川沿いを走る。途中、食事休憩もあり、運転手が乗客からお金を集めて食べ物を買ってきていた。俺の所にも来てご飯を食べる真似をして教えてくれたが、持参のお菓子を食べることにしていたので、丁重にお断り。それにしても雲南の人々も親切だ。途中、パスポートコントロールが1ヶ所あり、俺の旅券番号だか、入国記録だかを書き留めていた。これも事前のリサーチ通り。

バスは途中で人々を次々に乗せては降ろしてゆく。観光バスというよりはこのあたりの人々の足なのだろう。実際、観光客らしき乗客は俺だけだった。

13時半頃、南沙に到着。ここで多くの人が降りたかと思えば、すぐに新街鎮行きの乗客が集まり満員に。新街鎮へ向けて再出発した。新街鎮への道はずっと山道で九十九折の道からの景色は既に絶景であった。南沙を出てから約1時間で新街鎮へ到着。とうとうやってきた。この旅のハイライトにして最終目的地だ。

バスターミナルから出ると目の前がミニバス乗り場になっている。客引きに「多依樹」に行きたい旨を伝えると、20元と言われた。駄目元で15元と言ってみたが下がらなかったので、おそらく誰でも20元なのだろうと思う。すぐ近くにある『歩き方』にも載っている有名な安宿陳家旅家へ行ってみたが、宿の主人は不在のようでなんとなくあまり良い印象を受けず、多依樹へ行こうとミニバスに戻り、荷物を乗せて待つことにした。ミニバスの横に立って待っていると、1人の中年女性に話しかけられた、英語で。

中国に入って(イミグレを除き)初めての英語話者だ。元陽に英語を話す人がいるとは。彼女の話を聞いてみると、近くで宿を経営していて見に来ないかというもの。このあたりでは陳家旅家が有名な安宿なのだが、また別の所のようだ。多依樹の青年国際旅舎に宿泊するつもりだと伝えたが

・多依樹は不便なので新街鎮で宿を取った方が良い

・彼女の宿で棚田観光の車の手配ができる

・他の宿泊者と車をシェアできるので安く済ませられる

とアピールされ、とりあえず部屋だけでも見に来ないかと言われた。ミニバスの運転手のおやじが彼女に何か文句をつけていた。人の客に余計なことを吹き込むな、という内容だろうが、ミニバスに乗せた荷物を降ろして彼女の宿へ行ってみることにした。実は、内心この時点で彼女の宿に泊まろうと決めていた。彼女が英語を話すのが都合良い、そう思い始めていたのだ。値段を聞いてみる。シングルで60元。ドミトリーもあるようだが、今日は埋まっているらしい。そちらは30元だそうだ。実は後で知ったのだが、彼女の名はBelindaといって『Lonley Planet』でも薦められている、旅行者には有名な存在であった。元陽で数人しかいない英語話者だと紹介されていた。元陽の棚田は観光地化が進み、有名な3つの棚田には展望台が設けられ、入場するのに共通で入れる入場券を購入(100元)しなければならなくなっていた。※数年前までは無料、その後は1ヶ所30元の入場料だった

Belindaお抱えの運転手は入場券を払わなくても棚田を見ることができるポイントを知っているので、節約したいなら入場券を買わずに見ることもできる、と教えてくれた。この話をしてきた時点でBackPackerの宿泊客が多いことを悟った。同時に、この宿なら大丈夫だろうとも。後になってここで彼女に話しかけられたのは運が良かったと思った。元陽に行く人は是非ここへの宿泊をお奨めする。

連絡先

携帯電話:1598 737 4367、 Eメール: caihuimei2006@163.com

Belindaの宿に到着し、チェックインを済ませた。60元×2晩=120元さらに押金(デポジット)の80元を加えて200元支払う。棚田観光で車のチャーターをどうするか、という話になったので、他の宿泊客とシェアできないか相談してみたが、ちょうど4人組がいるものの、今日既にツアーを組んでしまっているとのこと。明日のツアーを希望している人は今のところいないようだ。1人だと300元、複数人ならば人数割できるのでできるものなら断然シェアした方が良い。明日1人で組むか、1日待ってシェアする人を待って明後日ツアーを組むという選択もある、と言われた。

この棚田観光ツアーを組む場合、午前の部と午後の部に分かれる。前者では日の出を見るところから始まり、10時か11時頃に戻ってくる。後者では夕方の4時から日の入りを見て戻ってくる。遅くとも3日の夜の昆明行きバスに乗らないと、昆明から広州へのフライト(4日の朝8時)に間に合わない。よって3日の日の入を見ている時間はない。つまり

(1)明日、午前の部と午後の部でツアーを組む

(2)明日の午後の部と明後日の午前の部でツアーを組む

という2つの選択肢がある状態だ。考える時間が欲しい、と伝えると、夜まで待ってくれるという。Belindaには、近くに歩いて行ける棚田があるので行ってきたら?と薦められた。今日はまったり過ごすつもりであったが、ならば行くか!と出かける俺。天気が良いわけだし、暇を持て余すならば観光に出かけない手はない。

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