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2013-2014年末年始旅行計画から航空券購入まで

<米作の原風景を求めて ~少数民族と棚田~1>

旅行期間:2013/12/28~2013/01/04

ベトナムと中国、どちらも海外旅行としては定番すぎる定番の国。情報が溢れていて予想を超えることはないであろう国、特にベトナム。事前にそう考えていたので正直なところあまりモチベーションは高まらなかった。が、予想に反して毎日非常に楽しく過ごせた旅であった。今回は特に出会いに恵まれた。出会った人全て1日だけの付き合いだったがこんなにも出会う人出会う人と楽しく過ごせた旅は過去に例を見ない。安易にこのフレーズを用いたくはないが、「旅の醍醐味は出会い」そう言わざるを得ないと実感するような旅であった。

目次

プロローグ

長期旅行から帰国して初めての海外旅行。2013~2014の年末年始休暇はデフォルトで9連休。この機会に家でダラダラしているのは勿体ない。しかし、労働を再開したばかりで財政事情もまだ厳しい俺は旅行を決めかねていた。そうこうしているうちに11月になり、既に安い航空券は無くなっていた。

注)PEX料金のもので下期(10月~3月)のものは大体8月上旬~中旬頃に価格が出るが、給与が入って財布に余裕が出てくると、年末年始の9連休に家で引き籠っている事にやはり抵抗を感じてきた。

そして勢いで航空券を購入したのである。かなり出遅れたので近場で行きたい場所を探した。否、正確には探す必要もなかった。元陽の棚田、2013年に世界遺産に登録された場所である。ここは数年前に写真で見たことがあり、その時はそれほど惹かれなかったのだが、改めて写真を見ているうちに是非行きたいと思うようになった。元陽の棚田は11月~4月の間には棚田に水を張っているので空の色を反射する。特に日の光で赤く輝くのである。そして雲海も出るのである。雲海が出て、かつ日の光で赤く輝く時が最も美しいと思う。下のURLの写真の様に。

https://www.his-j.com/tyo/zekkei/yuanyang/

今回の目的はコレなのだ。とは言え、元陽だけでは勿体ない。では他にどこを周るか。

候補は3カ所。

1.雲南省の他の見どころ

2.ベトナム

3.ラオス

雲南省には麗江(と周辺の玉龍雪山)や大理、はたまた香格里拉など多くの見どころがある。特に1/1には仮面を着けて踊るチベット族の祭り格冬節が香格里拉で開催される。しかし、麗江も香格里拉も雲南省南部の元陽とは逆方向で、移動するには一旦昆明まで戻る必要がある。時間のロスが大きい。今回は元陽がメインディッシュなのでこちらを優先しよう。ということで落選。ベトナムとラオスの選択では、ラオスの方が移動に時間がかかるのとベトナムのサパでは同様に少数民族や棚田(これは元陽の方が圧倒的に凄いので期待せず)が見られるので、統一したテーマの旅にできるベトナムを選択。

航空券

11月と年末年始の航空券を探すには遅すぎるほど遅い時期なので12/28出発で1/5帰国の航空券では高価なものしかなかった。帰国日を1/4にすると若干航空券の値段が下がったので旅程を8日間にして航空券を購入。その代わり、往路が成田を9:35に出て広州に14:05に到着し、復路は広州を15:15に出発し、成田に20:10着の時間を有効に使えるJAL便を選択。

ここで悩んだのが「昆明INハノイOUT」にするか「ハノイIN昆明OUT」にするかの選択。

前者でネックだったのは昆明への到着が19時のフライトにしか乗り継げない。

昆明から元陽へのバスは10:20のものと19:30の夜行の2本なので昆明で1泊して翌日も日中ずっと移動になってしまう。※20:30発のバスもあるという情報もあったが、それでも間に合わない可能性が高かった。

一方、後者の案では元陽が最後になるのでもし天候に恵まれなかった場合、メインである元陽の棚田を見られずじまい、という可能性も考えられる。というのも、この時期(年末年始)の元陽は非常に霧の発生が多く、過去には10日滞在してもずっと霧でまともに見られなかった人もいたとのことだったのだ。他を犠牲にしてもギリギリまで元陽で粘って棚田を見ても良いと考えていた。が、後者のルートではそれができないのがネックであった。※元陽の棚田を見るという意味では2-3月がベストシーズン。ちなみに9月も稲穂が実って黄金に輝くので良いらしい。

しかし、元陽では天候に恵まれることを信じて後者のルートを選択。時間のロスが少ない方を選択したのである。元陽から昆明のバスは9:05、16:00、18:30と3本(乗客が少ないと16:00は運行されない)あり、夜行で昆明へ移動してそのまま空港に向かうという「昆明での一泊」というタイムロスを避けることが可能なのだ。広州-ハノイは16:25のベトナム航空と同じ便のコードシェアである中国南方航空があったが価格の安いベトナム航空を選択。昆明-広州便は選択肢が多かったが時間に余裕を持って8:00-9:35の中国東方航空を選択。7:30発の中国南方航空という選択肢もあったがこれを逃してしまった場合、次の便に乗っても広州で成田行きのフライトに乗り継げない。一方、東方航空の場合、11時のフライトもあり、こちらに乗っても広州で乗り継げるので万が一8時のフライトに乗れなくても11時のフライトに変更してもらえれば、という期待があった。同時に中国東方航空自体が非常に遅延の多い航空会社なので、その意味でも時間に余裕を持って8時のフライトを選択したのである。

東方航空は、3年前の年末年始にバングラデシュ旅行を予定していた際、1か月前にフライトキャンセルされ、代替フライトでは滞在が僅か2日になってしまう為渡航先をオマーンに変更することを余儀なくされた苦い思い出があった。※中国国際航空や中国南方航空も“安かろう悪かろう”の航空会社なのだが  東方航空よりは信頼がおける。かくして12月に入ってようやく、2013-2014年末年始の旅程をFIXさせられたのであった。

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