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2014GW旅行計画

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トルクメニスタン訪問リベンジ計画

トルクメニスタンは以前の長期旅行中に行く予定であった。

まずこの国は「中央アジアの北朝鮮」という異名を持っており(誰が名づけたのか知らんが)、ビザの発給が厳しい。特に観光ビザは、現地旅行社に依頼し、宿泊や移動の予約を全て完了させた状態、つまりツアー状態にしないと下りないのである。

しかし、トランジットビザについては比較的容易に発給されるのだ(但し、滞在が許されるのは3~5日)。よって長期旅行者はトランジットビザを取得して周る人が多いのである。俺も当初はその予定だった。そして、キルギスのビシュケクで出会った友人とタシケントで再会し、彼は13日待ちでトランジットビザの申請を受理された、と言っていた。13日ならば!と俺も(既に行ったことのあるアゼルバイジャンビザを$40払って即日取得して)トルクメ大使館にビザの申請に行ったら「20日待ちでトランジットビザをやろう」という恐ろしい言葉が待ち受けていた。どのみち、ビザ待ちの間にウズベキスタン国内を周る予定ではあったが、20日はさすがに長い。実はタシケントでのトルクメビザ申請で20日というのは通常レベルであり、決して長くはないのだが、13日という話を聞いた後では心折れるのも無理はなかった。そして次の目的地はイランだったのだが、イランへの道はアフガン経由も可能なのだ。アフガンも国土の全部が危険なのではない。一部には旅行者が普通に入れる治安レベルの場所もあるのである。実際、中央アジアで出会ったヨーロピアンの旅行者の半数くらいはアフガンへ行ってきたか、もしくはこれから行く予定であると言っていた。ビシュケクのアフガン大使館でビザ取得が可能か確認していたのだが、観光ビザであれば日本大使館のレターが必要とのこと。だが、トランジットビザであれば、通過先の国のビザ(イラン)を持っていれば取得可能であることを確認していた。タシケントでイランビザ取得の算段はついたので、アフガンのトランジットビザを取れる見通しが立っていたのだ。

かくしてウズベキスタン国内の主要な見どころを周ってきた後、タシケントのアフガン大使館へ行ったところ、何とトランジットビザですら日本大使館のレターが必要とのこと。そして退避勧告が出ている国へは日本大使館はレターを書かない。念のために日本大使館にも行ってみたが、予想通りの結果であった。つまり、トルクメにも行けずアフガンも通過できず、フライトを利用してイランに入るというなんとも残念な結果になってしまったのだ。はっきり言って失敗である。しかも、その後、タシケントの鉄道駅近くにあるレストランで食べたものが原因で病気になり、数日の休養を余儀なくさせられ、結果的にトルクメビザを申請していたら丁度良い日程であった、というあまりにも皮肉な結果が待っていたのだった。

その時からトルクメニスタンはいつかリベンジ訪問しなければ、と考えていた。

旅程確定

それではトルクメニスタン旅行が決まるまでの経緯を書こう。

トルクメの観光ビザ取得にツアーを組むのは必要であるのは前述の通り。ブータンやリビア、あるいは北朝鮮と同様にツアー形式でないと旅行できないので有名である。

注)トルクメの場合は、前回書いたようにトランジットビザで自由旅行という手段があるにはある

だが何が問題かというと非常に高額なのである。特に1人ではかなり割高になる。人数を集めれば集める程、単価は安くなるので同行者を探してみた。すると、いるではないか、いるではないか!トルクメに行きたい人達が。

最終的に長期旅行中にナミビアで合流した2人とかねてよりトルクメに行きたい願望が強かった1人の3人、そして俺を入れて4人のパーティが出来上がったのだ。これでアホみたいに高い金額は回避できるだろう。もっともチャーター旅行なのでそれでも十分に高い事が予想される。

次に旅行時期だが、トルクメの夏は暑すぎる、GWあたりがベストシーズンということもあり、素直にGWに行こうという話でこれもまとまった。休暇を取得できるか、という問題はあるが、気にしていたら何も決まらない。

トルクメニスタンでは三大見どころと呼ばれる場所がある。

1.ガスクレーター(日本では地獄の門という名称で有名)

2.ヤンギ・カラ

3.カラクム砂漠とダムラ村

その他にもメルブ遺跡、マルグッシュ遺跡、クフナ・ウルゲンチ等の多くの見どころがある。よって、限られた日数でどこを周るか、そもそもトルクメニスタンで何日取れるか、これをメンバーで相談する必要があった。

その結果、トルクメニスタン旅行での訪問箇所は

1.ガスクレーター

2.ヤンギ・カラ

3.ダムラ村とカラ・クム砂漠

4.メルブ遺跡

となり、日程は7日間。最終日は早朝にトルクメを出国するフライトに乗るため、事実上6日間の滞在日程となった。

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