再びスリーマの人となった俺はホテルで10分ほど休憩。満喫
してるな~などと考えているとあっという間に時間が経ってしまう。
午後の予定の候補としては
・ハーバークルーズ
・スリーシティーズ観光
である。前者はヴァレッタ周辺のクルージング、後者はヴァレッタの
対岸で、マルタ騎士団がマルタ島で最初に拠点とした都市である。
ホテルを出て、どちらにしようか考えながら遊歩道を歩いていると
ハーバークルーズの客引きの若い娘さんが声をかけてきた。
「もうすぐ出航のクルーズがあるけど、どう?」
キャプテンモルガン社からは、14:45からのクルーズ
ルズ社からは15:00からのクルーズがある。今からスリーシティーズを
周り切るのも難しそうなので、クルーズに参加することに決めた。
「キャプテンモルガンのとルズのとどっちにする?」
キャプテンモルガンが大きい船、ルズ社のが小さい船らしい。
クルーズの経路はどちらも同じようなものらしいので、ちょうど
パンフレットを見ていたキャプテンモルガン社のクルーズを申し込む。
10ユーロでした。これ、パンフレットでは15ユーロになっていたので
旅行会社で先に申し込むより、出航前に現地でディスカウント価格で
申し込む方が良いです。どうせ、事前申込みだけで定員いっぱい埋まる
ことはなさそうなので。それからデッキでは右側の席に座ることを
おすすめします。陸が見える方なので。
14:45、予定通り出航しました。スリーマからヴァレッタやスリー
シティーズを海の上から眺めました。英語での解説もつきますが
解説に集中していると、写真撮影に集中できないので、解説はBGM程度に。
やはりこういうクルーズでは定番ですが、陸上の人や他の船の人が手を振って
くれます。もちろんこちらも手を振って応えます。近くに居てすれ違っても
何も起こらないのに船に乗っていると手を振って挨拶、なんとも不思議です。
途中、ヴァレッタで停泊していた豪華客船を見ましたがさすがにでかいです。
目の当たりにするとやはり船の規模の違いに圧倒されますね。クイーンヴィクトリア号
も停泊していましたが、あれに乗っているのは高価なクルージングツアーに
参加している人なんだろうなぁ。
ちょっと調べてみたら・・・
http://www.hanshin-travel.co.jp/customer/010/CR81/AC114A_AC114B/HTM/AC114A_AC114B.htmこんなのがありました。スケジュールでもマルタに停泊していますね。
最も安いコースで50万円から。
世界一周のツアーなんかだと300万円~400万円しますからね。
ああいうのに参加できる身分になりたいものです。
スリーマ・ヴァレッタ・スリーシティーズの湾を様々な角度から観ることが
できました。同じものでも角度が違うと様々な顔を見せてくれますね。
90分のクルーズを終えてスリーマへ戻り、そのまま旅行代理店へ行きました。
今度は明後日のシチリア日帰りツアーの申込み。ちなみに105ユーロと
エクスカーションの中では群を抜いて高いです。もちろん国境を越えて
イタリア入りするし、高速フェリーに乗るので高いのは仕方ないですが。
しかし、保養地として名高い美しきタオルミーナの街やヨーロッパ最大の火山
エトナ山は是非行ってみたい。この機を逃す手はないです。
パスポートを見せてチケットもGET、確認するとこのツアーは朝6:30に出発
とのこと。6:30にヴァレッタのフェリー乗り場へ自分で行かなくてはならない。
ちょっと待て、ヴァレッタのフェリー乗り場は場所を確認してないぞ。
方向音痴の俺には朝早くから探し当てる自信がないので、オプションのピック
アップを頼むことにしました。追加8ユーロ也。
再び、一旦ホテルへ戻ろうとした時、行きの飛行機で一緒だった二人組(西洋人&中国人)
とホテルの目の前ですれ違いました。さすがにマルタ、小さい国です。
その後は、スーパーマーケットで買い物です。お土産屋で買うよりスーパーで
お土産を買った方が安いですからね。それに現地のスーパーを覗くのは旅の
楽しみの一つなのです。その土地の特色が垣間見えるし、単純に品揃えをチェック
したかったり、と。
帰りにホテルの近くにあったケバブ屋でケバブを買って帰ることにしました。
夕食です。マルタに来たのだからマルタ料理のレストランへ、とも思うけど
一日中動き回ると結構疲れるのです。なので、ホテルでゆっくりしたい気持ち
が強くなり。それにしてもケバブの量もまた半端ないです。とにかく3食とも
こんな量があれば確実に太りますね。
まぁ、その分は帰ってから体重を落とすので、気にしないで食べますけどね。
こういう時に存分に味わっておかないと後悔しますし。
食べた後は例によって、お風呂タイム。日本から持参した入浴剤を入れ
バスタブにゆっくり浸かるのは本当に和みます。明日のゴゾ島ツアーはどんな
感じになるか、期待に胸を膨らませつつ眠りにつきました。