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モロッコ幻想紀行【1】 ~準備編~

皆さんはモロッコと聞いて何を思い浮かべるだろうか。

・『カサブランカ』
有名な映画ですね。ただ、モロッコからすぐには連想されにくいですね。
・性転換
カルーセル真紀で有名だけど、最近だと性転換はタイが主流だとか。

一般的なイメージはこんなところでしょうか。ところが、ある程度
旅好きな人にとっては超メジャーですよね。
・フナ広場のマラケシュ
・世界一の迷宮都市フェズ
・サハラ砂漠
等で有名です。

モロッコとはマグレブ(「日の没する大地」の意)の一つ。
ちなみに他のマグレブはアルジェリアやチュニジア。
モロッコはその中でも最も西に位置する文字通り日が沈む国。
大西洋と地中海に面したジブラルタル海峡を挟んでスペインに隣接する国です。

面積は日本の1.2倍だが、人口は3,300万人と少ない。アフリカなので暑いと
想像されやすいが、カサブランカの緯度は福岡市とほぼ同じ。内陸部では
冬に雪も降る。地中海はスペイン文化、大西洋はポルトガル文化、砂漠は
遊牧民文化、と地域によって様々な顔を持つ。気候も地域によって異なる。

住民はアラブ系が65%、原住民であるベルベル系が35%である。ちなみに
ベルベルとは「訳の分からない言葉を話す野蛮人」という意味で、7世紀に
この土地を侵略したアラブ人が原住民に対してそう名づけたのであるが、現在は
蔑称ではなく、ベルベル人自身が誇りを持って“ベルベル”と自称している。

海あり、山あり、砂漠あり、都市あり、の多様性を持った国である。

もともとのきっかけはふと砂漠へ行きたくなったこと。どうせ砂漠へ
行くならサハラでしょう!ってことで調べてみたらモロッコとチュニジア
が行きやすいとのこと。そこで両国を比較。

【エキゾチックな雰囲気】
モロッコ>チュニジア

共にフランスの植民地であったが、フランスの田舎みたいな雰囲気と
言われるチュニジアより、アラブな雰囲気のモロッコ。

【交通の便】
チュニジア>モロッコ

国土が狭く、空港からのアクセスも良いチュニジアに軍配。

【ローマ遺跡】
チュニジア>モロッコ

ローマ以上にローマ遺跡がある、と言われるチュニジアに対して
モロッコはヴォルビリス遺跡がある程度。

【砂漠】
モロッコ>チュニジア

ローズデザートと言われるモロッコのサハラに対し、チュニジアの
サハラはクリーム色っぽい感じらしい。

地中海リゾートとしての位置づけ通り観光地化されたチュニジアに対し
三大ウザ国とも称される程うっとおしいと言われるモロッコ。

砂漠がメインであるし、少しうっとおしい国も経験してみたいという
ところで迷わずモロッコにしました。

そして、キャリアの選択。

候補は「エミレーツ」「エールフランス」「アリタリア」。エミレーツは
一番安いけど、南周りであるため時間がかかる。また、昨年も乗っている
ので今回は別のキャリアに乗ってみたい。

ということで、「エールフランス」と「アリタリア」の二択になり、
アリタリアは欠航・遅延が多いので、今回の余裕のない旅程では
リスクが高いため、エールフランスで行くこととなった。フランスは
モロッコの旧宗主国ということでエールフランスはモロッコへの便数が
多いのも魅力であった。

かくして、4月に燃油サーチャージが下がった直後にエアーを押さえたのでした。
(尤も、下がったサーチャージ代は航空券に転嫁されたので、結局のところ
総額では変わりませんでしたが。)

航空券代…………………\ 97,900
復路週末追加料金………\ 5,000
利用国空港料及び諸税…\ 8,700
成田空港施設使用料……\ 2,040
航空保険超過負担料……\ 2,200
燃料費特別追加料金……\ 18,600
合計==================\ 134,440

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