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ブラジル人と韓国人と日本人

現在通っている学校の三大勢力。
韓国人が35%、日本人が30%、ブラジル人が25%、その他が10%といったところ。
いや、その他は10%もないか。もっと少ない。
学校生活を通して明らかになったそれぞれの特徴を長所・短所でまとめてみよう。
○韓国人
【長所】
・仲間を大切にする
・1度仲良くなるとフレンドリー
・情に厚い
【短所】
・身贔屓な傾向が強い
・結構いい加減
・感情の起伏が激しい
○日本人
【長所】
・真面目(出席率が高い)
・親切
・仲間思い(身内には)
【短所】
・排他的で仲良くなるまで不親切
・消極的
・水面下での噂話が多い
○ブラジル人
【長所】
・とにかく陽気
・積極的
・フレンドリー
【短所】
・総じてあまり物事を考えない
・テキトー
・怠け者
もちろん個人差はあるけど、総じてこういう傾向があるという話。
個々のエピソードを書いていたらキリがないので、そのあたりは割愛。
韓国人はさすがに東洋のイタリアと言われるだけあって、フレンドリーな
傾向があって付き合いやすい。日本人の右寄りな思想の持ち主は嫌う人が
多いけど、俺の場合は総じて日本人より付き合いやすく感じる。
こっちで知り合った韓国人で嫌な思いさせられたことはないしね。
むしろ日本人の方に距離を置かれる。カナダにおいても日本人はグループを
作ってそれ以外の人間に対して排他的なんだよなぁ。ノリが合わない人、にね。
やはりムラ社会を作ってしまうのは日本人が集まると避けられないのか。
そういう意味では結局日本にいる時とあまり変わらない。
日本人コミュニティの中で生活しているわけだから。
ただ、韓国人の場合でもどっぷりと浸かってしまうとまた違う感想に
なるのかもしれない。
というのも、韓国人は仲間を大事にする。しかしそれは裏を返すと
それ以外の人を大事にしないことを意味する。
昼休みにお弁当を温める時、俺の前に並んでいた韓国人が自分の番になった時
電子レンジの設定時間が短かったのか、温め直そうとした。その時、友人が
通りかかったのを見て一緒に温めるよう薦めていた。もちろん2つ分を温めるので
その分時間を長めに設定する必要がある。
・・・後ろに並んでいた俺の待ち時間は長くなるわけだし、俺にとっては
それは割り込まれたのと近い印象だった。
ただ、1度でも話して友人関係になると次から会う度に気軽に話しかけてくれる。
逆に日本人は、1度グループで話してもその次に廊下等ですれ違っても挨拶すら
しない場合が多々ある。なんだかよそよそしい。
ブラジル人は、ある意味かなりわがままだしいい加減で怠け者な傾向があるけど
底抜けに陽気だし、人を受け入れる度量が大きい。そういう意味で付き合いやすい。
日本人に限っていえば、レベルの高い専門コースに在籍している人の方が
“日本人で固まらない”傾向がある。実は最初にその英語力の低さゆえに
ESLコースを取っていたのだが、そっちで知り合った日本人は総じて意識が低い。
日本人同士だと日本語で話したりと、とかく馴れ合う傾向。
端的に言ってしまうと「ダメな留学生」の典型。
休みの日は仲良しグループでいつもつるんで一緒に遊びに行ったりと。
なんつーか、俺の嫌いな“仲良しごっこ”をしているんだな。
逆に専門コースの方は一定の英語力がある者しか受講できないこともあり
比較的意識が高い。日本人同士でも基本的に英語で話すし
(学校にEnglishOnlyPolicyがあるので当たり前なのだが)
一定程度の向上心を持ち続けている。
前者に属する日本人複数が後者に属する日本人男子を「感じ悪い」と言っていた
のを人づてに聞いたが、その際に「あいつは絶対に日本語を話さない」と
言っていたそうだ。
それを聞いた俺は「意識の低い奴らが合わそうとしない人」に対するある種の
やっかみを感じた。おそらくそうなのだろう。俺はその彼とかなり仲が良いの
だが、彼は高い向上心を持っているし、前述の日本人学生のあり方に厳しい
視点を持っている。1度そのことについて話をして盛り上がったことがあった。
日本人で固まって、日本語で話して、自分達のコミュニティを作って楽しんで
いる彼ら。facebookなんかでも“そういう時の写真”をUPしているので
それを見て容易に想像がつく。
楽しむ事自体は決して悪くはないが、やはり意識の低さを感じる。
そういう日本人コミュニティに流されない彼を友人として素晴らしいと思う。
ちなみに彼はむしろブラジル人コミュニティに属していると言っても過言では
ないくらいにブラジル人の友人が多い。

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