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チェコ旅行記【7】 ~世界でもっとも美しい街~

SEP.13. 2007

今回の旅で最も楽しみにしていたチェスキー・クルムロフ行きである。
やはりこの日も5時頃に目が覚めてしまったので、シャワーを浴び、民宿
備え付けの本(ガイドブックだったり日本の漫画だったり)を読んで過ごした。

7時になったので、用意していただいたお弁当を受け取り、チェック
アウトを済ませた。今回は予定が目白押しだったので時間的な余裕が
なかったのだが、民宿のご家族の方々とゆっくり話せれば…との思い
を抱えていた。今度チェコに来た時はもう少しゆっくり時間を取って
チェコの話を聞きたいところ。

チェスキー・クルムロフへはバスで行くので、バス停のあるフローレン
ツまで移動。例によって、ムゼウムまでトラムで、そこからメトロに
乗り換えてフローレンツまで、というルート。フローレンツに到着し、
さて、バス停はどこかな、というところで先日の出口とは別の出口から
出てしまったため、全く場所が分からない。

とりあえず“らしき道”を進んでみるが見慣れない景色に遭遇したの
で引き返して反対側へ。露店の並びが見えてきたので一安心。
チケットに書いてある25番の停留所へ行くとバスは既に到着していました。

バスへ乗り込んで指定の座席へ座る。長距離旅行用のバスと違い、
一般のシートなのでそんなに快適ではない。まぁ、そんなに期待して
いたわけではなかったし、230コルナ(約1,400円)なのでこんなもん
だろう。電車で行くよりかなり安いのである。もっとも電車だとプラハ
からチェスキー・クルムロフはかなり乗り継ぎが悪いのでおすすめ
できないのだが。なのでバスでの移動が一般的である。

バスの中で昨日同様に朝食を食べ、デザートのヨーグルトを食べていた
ら補助運転手?の人に怒られた。どうやら食べるのは禁止のようだ。
他にもホットドッグを食べていて、怒られている人がいた。

ひたすらバスに揺られ、流れていく景色を楽しみつつ3時間をちょっと
経過した頃、チェスキー・クルムロフへ到着した。3時間というのは
なかなかに長い時間であり、到着して最初に探したのはトイレの場所。
チェコでは公衆トイレはほとんど有料なのでコインを切らせてしまうとつらいのである。この時、ちょうど5コルナのコインがあったので
助かったが、残りは紙幣だった。コインは最終日にまとめて処理すべき
だな、と痛感。もっとも両替できないコインを意図的に減らしたわけ
ではなく、普通に使っていてたまたま切らす寸前であったわけだが。

用を済ませて落ち着いたので、気を取り直して「チェスキー・クルムロフ到着!」を心の中で叫んだ。
チェスキー・クルムロフは街全体が世界遺産なのである。
中世がそのまま保存された街、と喩えられる街。
興奮を抑え、まずはチェックインしようと、停留所の地図で確認した街の中心部への移動を開始した。

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